派遣って年金はどうなるの?

働き方

派遣社員は正社員やアルバイト・パートのように働き先の企業と直接雇用を結ぶ働き方ではありません。
そのため「自分の年金ってどうなるの?」「派遣社員って年金をもらえるの?」と不安に感じている女の子も多いのではないでしょうか?

中には年金制度についてイマイチ分からない。。。という方もいるでしょう。
そこで今回は、派遣社員の年金についてお伝えします!

派遣社員が加入する年金の種類

派遣社員が加入する年金の種類を説明する前に、日本の公的年金制度についてカンタンに触れておきたいと思います!

□日本の公的年金制度って!?
日本の公的年金制度は世界でも珍しい「国民皆年金」という特徴を持っています。
簡単に言うと、20歳以上の全ての日本国民は共通して国民年金に加入しなければならいとされています。

また会社員や公務員の場合は、厚生年金に加入します。
厚生年金は国民年金と全く別物と思われている方もいますが、厚生年金は日本の公的年金制度の2階部分にあたります。つまり、国民年金の上に厚生年金が上乗せされているイメージ。
厚生年金保険料は毎月の給料に基づき算出されます。
全額個人の負担になるのではなく、原則雇用主である企業と折半して保険料を納めることになります。

□派遣社員が加入する年金の種類
会社員・公務員の場合は厚生年金、会社員・公務員に該当しない方は国民年金に加入することが分かりました。
では派遣社員の場合は厚生年金・国民年金どちらに加入するのでしょうか?

結論から申し上げると、派遣会社と結ぶ雇用の条件によって加入する年金の種類が変わります
次に紹介する厚生年金の加入条件を満たす場合は、派遣社員も厚生年金に加入することができます。
一方で条件を満たさない場合は、国民年金に加入することになります。

派遣社員が厚生年金に加入する条件を確認しよう!

派遣社員が厚生年金に加入できる条件は下記全てに該当する方。

➀勤め先の従業員数が501名以上(※)
➁週の所定労働時間が20時間以上
➂月額賃金が8.8万円以上
➃2か月を超える雇用の見込みがある
➄学生ではない

(※)➀の条件については2022年10月以降は101名以上、2024年10月~は51名以上に変更となります。

例え初回の契約の際に上記条件を満たしていなくても、次の契約更新の際に条件を満たせば厚生年金に加入することができます。一方で更新時に上記条件を満たさなくなった場合は、国民年金加入の手続きを行わなければなりません。

派遣社員の場合、1人ひとり労働条件が異なります。
自分が国民年金・厚生年金どちらに加入すべきなのか分からない場合は、派遣会社の担当者かお住まいの自治体の窓口に確認してみると良いでしょう◎

参考:厚生労働省

派遣女子、将来の年金受け取り金額は!?

派遣女子の中には、「自分は将来いくら年金を受け取れるの?」と気になる方もいるかと思います。
日本年金機構「ねんきんネット」では、年金見込金額を試算できるページが公開されています。
年金の受け取り金額は、年金支払い年数や、収入など様々な条件によって変動します。ねんきんネットの年金見込金額試算ツールでは、未納分や今後の働き方などを加味した試算を算出することができます。

自分の将来の受け取り金額を確認してみたい!
という方は、ぜひチェックしてみてくださいね★

参考:日本年金機構「ねんきんネット」

まとめ

年金は将来の生活を支える大切な資金です。そのため雇用形態に関わらず年金の仕組みを理解しておくことが大切です。
派遣社員として働く際は、厚生年金加入への条件やライフワークバランスを加味した上で働く条件を決めるようにしましょう!

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