今更聞けない給料の手取りと額面の違いとは?

働き方

転職や就職を検討する際、皆さんは様々な希望条件のもと応募先・就職先を選ぶかと思います。
多様な希望条件の中でも、給料は多くの方が重きを置く条件ではないでしょうか。

多くの方が重視する給料ですが、その表記の仕方についてしっかりと理解をしておかないと「思った以上に給料が少なかった…。」なんてことになりかねません。

そこで今回は、今更聞けない給料の『手取り』と『額面』の違いについてお伝えします!

■『手取り』と『額面』の定義

まずは『手取り』と『額面』の定義についてお伝えします。

□『手取り』とは?!
手取りとは、額面金額から社会保険料や所得税・住民税を差し引いた金額のことを指し、実際に私たちが受け取るお金のこと。
また手取りは、額面から社会保険料と税金が差し引かれた金額でもあります。

<額面から差し引かれる(控除される)社会保険>
・健康保険
・介護保険
・雇用保険
・厚生年金

<額面から差し引かれる(控除される)税金>
・所得税
・住民税

□『額面』とは?!
対する額面とは、会社から支給される全てのお金を総計した金額のことを指します。
額面は基本給に加え、下記手当や賞与などが加算されます。

  • 時間外手当(残業代)
  • 通勤手当(交通費)
  • 住宅手当
  • 管理職手当
  • 出張手当
  • 資格手当
  • ボーナス など

同一企業同一業務かつ基本給も同じであったとしても、手取りは扶養人数や副業の有無、住んでいる自治体などによって異なります。手取りは人によりバラつきが生じるため、求人票には額面が記載されています。
『額面=手元に残る金額』と勘違いをしてしまうと、想定以上に給料が少なかった!なんてことも起こり得てしまいます。。。

■『手取り』と『額面』の違い

手取りと額面の違いをまとめると、次の通り。

手取り:保険料や税金などが差し引かれ手元に残る金額(自由に使えるお金)
額面:会社から支給される総額

会社によって社会保険料・税金の他、独自の積立金や社員旅行の費用などが額面から差し引かれることもあります。
就職・転職前には給料から何がどれほど差し引かれるのか確認しておくと、月々の手取りを把握しやすくなりますよ★

■手取りの計算方法

手取りと額面の違いが分かると、次に気になるのは「額面から手取り金額が計算できるのか?」ですよね!
先述の通り、求人票の給料には額面が記載されていることが大半です。
本項目では、手取りの計算方法をお伝えします!
実際の生活に使える金額を把握するためにも、手取り金額の計算方法を確認しておきましょう♪

手取りは額面の75~85%と言われています。
おおよその手取り金額を知りたいのであれば、求人票に記載されている額面を0.8倍しましょう。

<手取り早見表>
・20万円:15万円~17万円
・30万円:22万5,000円~25万5,000円
・40万円:30万円~34万円
・50万円:37万5,000円~42万5,000円

■求人応募の際の注意点

製造派遣を通して求人を探す場合、多くの案件において給料は時給制で表示されています。
そのため、すぐに月の手取りがいくらなのか把握することは難しいでしょう。

求人に応募する際、まずは『月いくら手取り収入が欲しいのか』自身で計算してみましょう。
算出した金額を派遣会社の担当者に伝えることで、希望通りの手取り収入が得られる仕事を紹介してもらえるでしょう。

■まとめ

就職・転職活動をする上で『手取り』と『額面』の言葉の意味の違いを理解しておくことはとっても大切!
『手取り』と『額面』、それぞれの意味の理解を誤ると、収入が下がるだけではなく、自分の理想の生活を送れなくなってしまうリスクもあります。
改めて『手取り』と『額面』の違いについて理解を深め、理想の手取りが叶う仕事を探してみてくださいね♪

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